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国立新美術館『ミュシャ展』レポート☆


ミュシャ展 会場 展示風景

「FLYING POSTMAN PRESS」の裏表紙も飾った「ミュシャ展」。もう観に行かれましたか?大盛況の展覧会も、残すところ2回の土日を挟むだけとなりましたね! 1作品がおよそ縦6m×横8mにもなる<スラヴ叙事詩>全20作が国立新美術館の大空間を包みこむ展覧会は、圧巻です。

左:<スラヴ叙事詩「原故郷のスラヴ民族」> 右:ミュシャ展<スラヴ叙事詩>展示風景

その絵に感動するのはもちろん、そこに描かれている物語、場面を知るとより一層、感動します。

ミュシャ展<スラヴ叙事詩>展示風景

スラブ民であるミュシャが、民族の歴史を描いた<スラブ叙事詩>では、長い歴史の中で行われてきた戦争についても描かれています。しかし、平和主義者であったミュシャは戦争を行っているその瞬間ではなく、むしろ、戦争を終えた時の悲惨さや、たとえ勝者であっても多くの人を犠牲にしてしまった虚しさを感じている姿などを描いています。音声ガイドではミュシャが宗教や民族などの違いに対して、“対立を生みたいのではなく、懸け橋になりたいんだ”というような言葉を残していることも聞くことができ、作品をより深く理解することができます。もちろん、世界中を虜にしたミュシャのポスター作品なども充実していて、まさにミュシャの決定版!と言える展覧会です。 日本にいながらこれだけのミュシャ作品を楽しめる機会の貴重さを思うと、何十年、何百年に一度しかこない彗星の姿と展覧会を重ねてしまうほど。

行こうか迷っている方、観たけどもう一度観たいなーどうしようかなーと思っている方、ぜひぜひ、悔いなく六本木へ行きましょう~!!

※2月20日発行の関東版「FLYING POSTMAN PRESS」の裏表紙にババーンとミュシャ展が掲載されていました!

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