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横浜美術館『篠山紀信展 写真力』


年明けの1月4日から「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」が開催するのをご存知でしたか?

今回の展覧会では篠山さんが撮り続けてきた膨大なポートレートの中から、篠山さんご本人が選んだ写真約120点が集結します。

美空ひばりにジョン・レノンとオノ・ヨーコ、山口百恵から、AKB48、誰もが知る時代の「顔」とも言える人々から、2011年3月11日の東日本大震災で被災された人々まで……。

美術館の大きな空間に、大きなサイズの写真が展示される様はまさに「写真力」という言葉にふさわしい展覧会です。

1950年代後半から写真活動をスタートさせた篠山紀信さん。目まぐるしく変化する時代のトップを駆け抜けながら、常に斬新かつ時代が求める手法で写真を手法で写真を撮ってきました。

「神様の降りた度合いが高いもの」と篠山さんが語る今回展示される写真たちは、ものによっては数メートルも引き伸ばされて美術館の壁いっぱいを占めます。

横浜美術館の大空間の中に展示された写真からは、まるで、海の中を勢い良く泳ぐ、青魚の群れのような勢いを感じます。このような“生きのいい”ポートレートはどのように撮られているのか?

撮る相手に対して「上から目線で見ないし、下から媚びることもない。なるべく同じところに立って対峙することが大事」と、その姿勢を篠山さんは語ります。

歌舞伎役者を撮る時には、役者と一心同体になり、自分がその役を演じているような気持ちになる。ミッキーマウスたちを撮る時には、なんと「シノラマン」というキャラクターに変身して彼らと心を通わせるのだとか。

愛と敬意、信頼と好奇心、大胆さと繊細さ。すべてが相まって撮られた写真からは、まるで血が流れ通っているかのような輝きを感じてしまいます。

本展は2017年1月4日-2月28日まで、横浜美術館にて開催します!

また12月20日発行の「FLYING POSTMAN PRESS」関東版にも掲載されています。

見かけた方はぜひ、読んでみてください🌟

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